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コード進行の基本と、よく使われる流れ
コードの並び方(コード進行)には、よく使われる「型」があります。型を知ると、耳で聞いた曲のコードを当てやすくなり、作曲の入り口にもなります。
キーの中には7つのコードがある
Cメジャーの音(C D E F G A B)だけで、それぞれの音を一番下にして3音の和音を作ると、7つのコードができます。
| 度数(ローマ数字) | Ⅰ | Ⅱm | Ⅲm | Ⅳ | Ⅴ | Ⅵm | Ⅶm(♭5) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Cキーでのコード | C | Dm | Em | F | G | Am | Bm(♭5) |
大文字のローマ数字はメジャーコード、「m」が付くものはマイナーコードです。キーがGに変わっても、Ⅰ・Ⅳ・Ⅴがメジャー、Ⅱ・Ⅲ・Ⅵがマイナーという並びは同じです。ローマ数字で覚えておくと、どのキーにも応用できます。
中でも、次の3つは役割が分かりやすく、曲作りの中心になります。
- Ⅰ(トニック):安定して落ち着く、帰る場所。
- Ⅳ(サブドミナント):少し広がりのある、離れる動き。
- Ⅴ(ドミナント):Ⅰへ戻りたくなる、緊張感のある動き。
よく使われる4つの流れ
1. Ⅰ-Ⅴ-Ⅵm-Ⅳ(C → G → Am → F)
世界中のポップスで、もっとも多用される流れのひとつです。明るくて、聞いていて自然な循環をします。ビートルズの「レット・イット・ビー」の歌い出しなど、多くの曲で使われています。
2. Ⅳ-Ⅴ-Ⅲm-Ⅵm(F → G → Em → Am)
日本のポップスでよく聞く王道進行です。切なさと盛り上がりが同居しており、サビの入り口によく使われます。
3. カノン進行(C → G → Am → Em → F → C → F → G)
パッヘルベルの「カノン」で有名な流れです。和音の順番を工夫すると、ベースの音が階段を降りるように一歩ずつ下がる(C→B→A→G→F→E→F→G)ため、なめらかで、どこか気品があります。
4. Ⅱm7-Ⅴ7-Ⅰmaj7(Dm7 → G7 → Cmaj7)
ジャズで基本になる流れで、ツー・ファイブ・ワンと呼ばれます。Ⅱm7からⅤ7へ、そしてⅠに解決していく動きが、はっきりとした「終わった」感じを作ります。
12小節ブルース
ブルースやロックの基本形です。Ⅰ・Ⅳ・Ⅴの3つだけで、次のように12小節を進みます。Cのキーなら、C・F・Gです。
| 1〜4小節 | 5〜8小節 | 9〜12小節 |
|---|---|---|
| C / C / C / C | F / F / C / C | G / F / C / C |
Kasey Keysで試す
- C・G・Am・Fの4つのコードを、鍵盤で順番に押さえます(押さえ方はコードの押さえ方を参照)。
- 1つのコードを約2秒ずつ、ゆっくり切り替えます。
- ⅠからⅤに移るとき、Ⅳに移るときに、それぞれ「広がる」「緊張する」といった違いを感じ取ってみてください。
コード進行を別のキーに書き換えたいときは、移調ツールが使えます。
耳コピで曲のコードを探すときは、まず低い音(ベース)をつかんでから、ⅠとⅣとⅤの順で当てはめてみると見つけやすくなります。詳しくは音取りのコツを参照してください。